ホットヨガの呼吸法にはいくつか種類がありますが、ここでは基本的な2種類の呼吸法をご紹介します。

まずはもっとも基本となる呼吸法「腹式呼吸」です。口は軽く閉じ、鼻から息を吐き、鼻から息を吸います。吐くときはおなかをへこませ、吸うときに膨らませましょう。吐くほうの息を意識し、吸うほうは自然と入ってくるというイメージで行ないます。おなかの動きに意識を向け、ゆっくりと行なうこともポイントです。

腹式呼吸には交感神経と副交感神経のバランスを整えるほか、全身に酸素が行き渡る、基礎代謝が高まり老化を予防できる、内臓をマッサージするなどの効果があります。坐禅を組んだり、あぐらをかいて行なうのが一般的ですが、イスに座った状態で、あるいは、電車のなかなどで腹式呼吸の練習をするのもおすすめです。気持ちが落ち着いてきます。

ホットヨガでは腹式呼吸をしながらポーズを行なうのが主流ですが、もうひとつ「片鼻呼吸」を行なうこともあります。これは片方の鼻から息を吸い、もう片方の鼻から息を吐く呼吸法です。

やり方は、まず左手の親指を左の小鼻に、同じく左手の薬指を右の小鼻に添えます。中指と人差し指はおでこに軽くつけておきましょう。そして、親指で左の小鼻を押さえ、右の鼻で息をゆっくり吸います。吸いきったら右の小鼻を薬指で押さえて(両方の鼻の穴をふさいだ状態です)息を止めます。苦しくならない程度まで息を止めたら、今度は親指をはなし、左の鼻から息をゆっくり吐きだします。吐ききったら、そのまま左鼻からゆっくり息を吸い、右の鼻からゆっくり吐くという具合に繰り返します。

片鼻呼吸法も日常のなかで実践できる呼吸法です。とくに疲労がたまりがちな午後や、勉強や仕事の能率が悪くなってきたときなどにおすすめです。頭がすっきりしてきます。

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