ホットヨガはダイエットにも最適ですし、デトックス効果で美肌になれる、肩こりやからだのゆがみを解消できるなど、女性にとってうれしい効果をもたらしてくれます。でも、正しく実践しなければ効果はあらわれません。ここではホットヨガの注意点を挙げてみます。
(1)こまめに水分補給を!
ホットヨガは高温多湿のなかで行なうので、いってみれば、サウナのなかでからだを動かすようなもの。大量の汗が排出されます。とくに現代人は、からだを動かす機会が少ないですし、夏でもエアコンのおかげで汗をかかないことが多いものです。それどころか、夏場にからだが冷えていることさえあります。はじめてホットヨガを体験したかたは、「アゴから汗がしたたり落ちるなんて信じられない!」「生まれてはじめて玉の汗をかきました」など、自分の汗の量に驚きます。汗として大量の水分を排出しているわけですから、その分、水分補給をしないと脱水症状や熱中症を引き起こすことにもなります。レッスンのなかでも水分補給タイムがかならず設けられていますが、それ以外のときでものどが渇いたなと思ったら、まめにお水を飲むようにしましょう。
(2)無理をしないことが大事!
マジメなかたや頑張り屋さんは、ついついレッスンの雰囲気に自分を合わせたり、オーバーペースになりがちです。受講者のキャリアによって、もちろんインストラクターも配慮してくれますが、とくに慣れないうちは自分のコンディションを気にかけながら参加することも大切です。つらいなあと感じたり立ちくらみがするときは少し休憩したり、スタジオの外に出ても、全然OKです。自分のできる範囲で気持ちよく行なってこそ、効果もあらわれますし、続けていけるものです。無理は禁物と心得ておきましょう。
(3)体調の悪いかたはNG!
高温多湿という特殊な環境のため、効果が高い分、それだけほかのヨガと比較するとからだへの負担も大きくなります。健康なかたであれば問題はありませんが、病気療養中のかた、体調がすぐれないかた、また、妊娠中や出産後半年を経過していないかたなどは、ホットヨガはできません。食事のすぐあとやアルコールを飲んだあともNGです。食後は3時間以上時間をあけることが大切です。